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講座・研究分野

基盤看護学領域

実践基礎看護学

Fundamental of Nursing
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    059-231-5255

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    059-231-5255

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実践基礎看護学

基礎看護学は学生が最初に触れる学科教育の一分野である。近年の医学・医療の発達にともない、医学領域の知見は非常に広範となってきている。また、社会的には、患者・家族の納得と同意のない医療は考えられない時代である。一方、患者側と医療提供側の情報量格差は著しい。多職種連携のもと看護専門職(看護師・保健師・助産師)には、同職内ばかりでなく、医師や他のコメディカル、福祉職などの専門職間、および患者・家族と医療提供側間のコミュニケーションを円滑に遂行しつつ、本来の看護業務を実践する必要がある。よって本分野では、3名の教員が、それぞれの専門的実践活動を通して医療と看護の基礎知識を改めて問い直す。

  • 教 授

    成田有吾

  • 教 授

    今井奈妙

  • 准教授

    福録恵子

  • 学部担当科目

    人体機能学・人体構造学・看護病態学I・看護病態学II

  • 居 室

    新医学棟

研究・教育内容

本学附属病院等での医療実践(神経内科)および医療・福祉連携(医療福祉支援センター、2003~2009)経験をもとに、看護教育での基礎領域、特に「医学的領域」を教育している。博士前期課程では看護病態機能学I(Human Biology),およびフィジカルアセスメントを開講し、しぐさ、歩行、話し方などを含めた身体症状から、個々の状態を類推する能力を持つ看護専門職の育成を目標としている。

「研究」領域では、県難病医療連絡協議会や厚労省科研の分担を担当するなかで、重症難病患者の訪問調査を実施し問題点の報告と提案を行ってきた。2009年「重症難病患者の地域医療体制の構築に関する研究」班(糸山泰人班長)のプロジェクトとして「難病患者のコミュニケーション支援」を担当し、2010年1月には仙台でのワークショップを開催した。「先進地に学ぶ」、「支援者を増やす」努力が必要で、日々の実践を全国的規模で連携すること、また、何らかの量的、かつ臨床疫学的な手法で発信していくことが、求められている。2009年、京都大学(医学部臨床疫学講座、福原俊一教授)との間で臨床研究デザイン遠隔講義(連続7回)を担当し、本学の医師、教員等22名が7箇月にわたる講座を受講できた。神経難病をはじめとする重症患者の病態や症状を理解でき、臨床での実践を情報発信できる能力(学会,論文等の発表)および適切なコミュニケーション能力を身につけた看護専門職(Neuro-Nurseなど)の育成を目指したいと考えている。

今井は、環境病(主に化学物質過敏症)患者への看護支援を通して、これからの時代に必要とされる医療や看護について追究し、看護職による新しい社会貢献の在り方について考えています。
●化学物質過敏症セルフヘルプグループと看護職の関わりおよび看護介入方法の検討
●臨床環境看護学のweb教育システムの構築
●化学物質過敏症患者への訪問看護システムの開発

福録は、骨・関節疾患を有する患者への看護支援、運動器不安定症高齢者への運動継続支援プログラム開発や、加齢に伴うサルコペニアの発症予防システム構築 等リハビリテーション看護の側面から研究に取り組んでいます。また、静脈穿刺ナビゲーションシステムの開発 等看護技術教育に関する研究にも取り組んでいます。
●静脈穿刺ナビゲーションシステム開発に向けた、前腕部静脈穿刺ハイリスクエリアの検討
●地域密着型クリニックを拠点とする運動器不安定症高齢者の運動支援プログラム開発
●円背高齢者の活動量を高める認知バランストレーニングプログラムの開発と検証

画像1
2010年1月30日仙台 難病患者のコミュニケーションIT機器支援ワークショップ

研究業績

  1. 環境因子による病をもつ患者の看護学的考察
    今井奈妙, 船尾浩貴, 隅田仁美, 臨床環境医学 26(2), 2018.
  2. 化学物質過敏症患者の家族関係を中心とした「生きづらさ」
    服部純子, 今井奈妙, 成田有吾, 三重看護学誌(MNJ), 20, 2018.
  3. 化学物質過敏症患者の病気に関する不確かさ:MUIS-CとQUIK-Rの関連
    今井奈妙, 横井弓枝, 西井彩, 玉木文葉, 福禄恵子, 臨床環境医学 25(1), 2016.
  4. 整形外科クリニックを拠点とした転倒予防在宅トレーニングプログラム開発 インタビューによるトレーニング効果とプラグラムの評価
    福禄恵子, 瀬戸奈津子, 清水安子, 太田暁美, 木村みさか, 日本看護学会論文集 41: 137-140, 2011.
  5. [Suggestion for neurologists to attend a palliative care seminar for doctors engaged in cancer treatment]
    Narita Y.
    Rinsho Shinkeigaku. 2010 Jan;50(1):34-6. Japanese.
  6. Care burden and depression in caregivers caring for patients with intractable neurological diseases at home in Japan.
    Miyashita M, Narita Y, Sakamoto A, Kawada N, Akiyama M, Kayama M, Suzukamo Y, Fukuhara S.
    J Neurol Sci. 2009 Jan 15;276(1-2):148-52.
  7. Interexaminer variance of median nerve compound muscle action potential measurements in hand position with and without fixation in plaster.
    Higuchi K, Narita Y, Kuzuhara S.
    J Clin Neuromuscul Dis. 2008 Dec;10(2):37-41.
  8. ["Tram-track" sign and "donut configuration" in Tolosa-Hunt syndrome] Tamura A, Taniguchi A, Ochiai N, Sasaki R, Narita Y, Kuzuhara S. Rinsho Shinkeigaku. 2008 Apr;48(4):271-4. Japanese.
  9. [Analysis of application form for Parkinson's disease provided by the specific diseases treatment research program of Ministry of Health, Labour and Welfare of Japan]
    Taniguchi A, Narita Y, Naito Y, Kuzuhara S. Rinsho Shinkeigaku. 2008 Feb;48(2):106-13. Japanese.
  10. [The present issues to advocate rights of patients with neurological diseases in Japan]
    Narita Y.
    Rinsho Shinkeigaku. 2007 Nov;47(11):779-82. Japanese.